小児のためのアトピー性皮膚炎の予防と治療の手引き〜小児アトピー性皮膚炎治療・管理ガイドライン2024〜
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著者名 | 大矢 幸弘/佐伯 秀久/吉原 重美/成田 雅美/日本小児皮膚科学会/一般社団法人日本小児アレルギー学会 |
出版社名 | 協和企画 |
ISBNコード | 9784877942403 |
発売日/出版年度 | 2024年11月18日頃 |
商品説明
小児のアトピー性皮膚炎は、乳児期早期からの発症が多く、アトピー性皮膚炎の診療を専門としないプライマリ・ケア医が初診を担当することが圧倒的に多い現況にあります。一方、発症初期の早期診断・早期治療の重要性がこの疾患でも認識されるようになってきていることから、数多くの領域の疾患をカバーする総合医である小児のプライマリ・ケア医にとって、使いやすい手引書の登場がまたれていました。本書は、このような背景のもとで初めて作成された小児のアトピー性皮膚炎をみるプライマリ・ケア現場のための手引書で、日本小児皮膚科学会と日本小児アレルギー学会の合同の委員会により作成されました。
<主な特徴>
1)「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」(ADGL2024)に準拠
本書は、ADGL2024を合同で作成している日本皮膚科学会と日本アレルギー学会の編集協力を得ており、副題を「小児アトピー性皮膚炎治療・管理ガイドライン2024」としています。
2)小児のプライマリ・ケア現場を意識して作成
プライマリ・ケア現場で求められる予防的な指導や早期診断、乳児期の重症患者のリスクや合併症など、小児の診療に独自の視点が必要な項目に関しては、より詳細に記述しています。
3)独自のクリニカルクエスチョンを設定
小児を対象とした外用薬と全身治療薬のシステマティックレビューを独自に行っています。
CQ1)小児のアトピー性皮膚炎に対して、外用分子標的薬による治療は推奨できるか?
CQ2)小児のアトピー性皮膚炎に対して、全身性分子標的薬(生物学的製剤および低分子化合物)による治療は推奨できるか?
はじめに
治療のUP TO DATE
・本邦で小児アトピー性皮膚炎に保険適用のある低分子化合物の比較
・本邦で小児アトピー性皮膚炎に保険適用のある生物学的製剤の比較
1 総論 定義・診断基準
1.診療のすすめ方
2.定義・診断基準
2 病態生理 疫学・特徴
1.病態生理と年齢別皮疹の特徴
2.小児の疫学
3.小児の皮膚の特徴
3 鑑別診断 重症度評価
1.鑑別診断
2.医師による症状の評価
3.患者や家族による症状の評価
4.患児と家族のQoL
5.バイオマーカー
4 薬物療法
1.ステロイド外用薬
2.プロアクティブ療法
3.ステロイド外用薬以外の抗炎症外用薬
4.生物学的製剤
5.経口JAK阻害薬
6.抗ヒスタミン薬、漢方薬
5 スキンケア その他の療法
1.保湿剤とスキンケア
2.非薬物療法(悪化因子対策)
3.行動療法
4.非標準治療
6 合併症 小児患者への留意事項
1.合併症への留意と対応
2.アレルギーマーチと経皮感作
3.発症予防に関するエビデンス
7 クリニカルクエスチョンと推奨
CQ1: 小児のアトピー性皮膚炎に対して、外用分子標的薬による治療は推奨できるか?
CQ2:小児のアトピー性皮膚炎に対して、全身性分子標的薬(生物学的製剤および低分子化合物)による治療は推奨できるか?
索引