母子関係の理論(1)新版
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著者名 | ジョン・ボウルビィ/黒田実郎 |
出版社名 | 岩崎学術出版社 |
ISBNコード | 9784753391028 |
発売日/出版年度 | 1991年04月 |
商品説明
●母子関係の理論 I
●「乳幼児と母親(あるいは代理者)との人間関係が,親密で継続的で,しかも両者が満足と喜びに満たされているような状態が,精神衛生の根本である」。今では基本となった愛着理論の全容を示すボウルビィの『愛着と喪失』全3部作の第1巻。“母親に対する子どもの結びつきの性質”をテーマとした問題が中心になっている。
●目次
新版(改訂増補版)の翻訳にあたって/この本の翻訳にあたって/新版はしがき/はしがき/新版 感謝のことば/感謝のことば
第1部 研究課題
第1章 本書の立場
考察方法の特徴/動機づけの理論/Freud理論におけるフィードバック概念について
第2章 観察資料についての説明
第2部 本能的行動
第3章 本能的行動:択一的モデル
序論/制御システムの諸原理/制御システムと本能的行動/適応:システムと環境/文献についての解説
第4章 進化的適応性のある人間の環境
第5章 本能的行動を媒介する行動システム
行動システムの型/行動システムの協応/統合と制御の高次過程
第6章 本能的行動の因果関係
行動システムの活動開始と終結/相容れない行動システム:同時的活動の結果/感覚入力とその変形
第7章 評定と選択:感情と情動
序論/哲学的問題/感受のプロセス/感情または情動は行動の原因となり得るか/感情と情動の伝達的役割
第8章 本能的行動の機能
行動システムの機能とその活動の帰結/用語の問題
第9章 生活環における行動の諸変化
第10章 本能的行動の個体発生
行動システムの個体発生期間に生じる諸変化/有効刺激範囲の限定/原始的行動システムの高度化と,複雑化したシステムによるそれらの廃棄
/行動システムの機能的全体への統合/発達の敏感期/刻印づけ/本能的行動における古い理論と新しい理論の比較
第3部 愛着行動
第11章 母親に対する子どもの結びつき:愛着行動
択一的理論/自然における愛着行動の位置づけ/人類以外の霊長類における愛着行動/人間における愛着行動
第12章 愛着行動の性質と機能
二次的動因説:その起源と現状/刻印づけの問題/愛着行動の機能/「依存性」 という用語についての解説/愛着およびその他の社会的行動システム
第13章 愛着行動に対する制御システム的考察
序論/母子の相互作用における子どもの役割と母親の役割/愛着性を媒介する行動の型とその構造/異なった事態における2歳児の行動特性/愛着行動をつかさどるシステムの活動開始と終結
第4部 人間における愛着行動の個体発生
第14章 愛着行動の起源
愛着性の発達段階/新生児の行動能力/人に対する初期の反応/遺伝と環境
第15章 ひとりの人物に対する注意の集中
序論/分化した指向行動の型/愛着行動が向けられる人物/愛着人物の選択過程/感覚敏感期と見知らぬ人への恐れ/Spitzの見解とそれに対する批判
第16章 愛着のパターンとそれに寄与する諸条件
解決を要する問題点/愛着のパターンを表わす基準/最初の誕生日にみられる愛着のパターン/愛着パターンの差異に影響する生後1年間の諸条件
相互作用のパターンの持続性と安定性
第17章 愛着行動の機構とその発達
第5部 過去における論争と新しい発見事実
第18章 愛着のパターンにおける安定性と変化
安定性あるいは不安定性愛着として評価された幼児のその後の発達/愛着の機構:変動性から持続性へ/概念透視力の発達
第19章 異論・誤解・解明
組織的概念としてのアタッチメント/愛着ー養育:社会的きずなの1つの型
参考文献/人名索引/事項索引