造血幹細胞移植の看護(改訂第3版)

造血幹細胞移植の看護(改訂第3版)

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商品情報

著者名 河野文夫/日高道弘/河北敏郎/押川妃二美/日高優子
出版社名 南江堂
ISBNコード 9784524203772
発売日/出版年度 2025年02月13日頃

商品説明

造血幹細胞移植を学びたい看護師の最初の一冊としても,中堅看護師の基礎固めにも最適な,移植看護が“わかる・できる”ための必携書.
最新の情報を網羅し,診断,治療,退院後のフォローアップまでを時系列で追いながら,患者に提供する移植医療・ケアをていねいに解説.
随所に掲載の対話形式コラム「移植看護あるある」で,入門者が抱きがちな疑問の解決に向けた知識やノウハウをわかりやすく解説した.

【改訂第3版の序】
 本書『造血幹細胞移植の看護』は当院(国立病院機構熊本医療センター)で使用されている看護手順,資料,クリティカルパスなどをまとめた移植チーム看護マニュアルとして2004年に初版(編集:河野文夫・岡野千代美)が,そして,2014 年に第2 版(監修:河野文夫,編集:日高道弘・高尾珠江)が出版された.諸先輩方によって受け継がれてきた本書を第3版として改訂させていただくこととなった.臨床の現場で活躍する看護師さんたちに20 年近くにわたって活用いただいたことに感謝しながら,移植の現状に合った内容にするため全体の構成を含めて大幅に刷新した.改訂に伴い同種移植の内容が増加したため,自家移植に関する記述は省かせていただいた.

 この20 年間で移植の合併症による死亡率は大きく減少し,臍帯血や移植後シクロホスファミド(PTCY)を用いたハプロ移植が一般化することで,ドナーが得られない例がほとんどなくなった.移植年齢上限は70 歳代まで上昇し,以前はあきらめるしかなかった患者さんに対しても,移植という生きる権利を提供できるようになった.一方で,長期生存者が増加して命だけでなく長期的な生活の質(QOL)まで考えた移植が求められている.また,患者年齢,ドナー選択肢,前処置,移植片対宿主病(GVHD)予防,感染管理が多様化したことにより,医師や看護師として把握すべき情報が増加し日々学ぶべきことが尽きない.

 移植に関連した出版物の多くは医師による医師のための本である.本書は「看護師の看護師による看護師のための本」をコンセプトに,ほとんどすべての項を看護師が主体となって執筆した.当院では1991 年に開始した同種移植症例は2024 年10 月末で1,004 例に達した.これまでに培ってきたノウハウをもとに,医師,看護師,医療スタッフの“移植チーム”の総力をあげて,患者さんや医師を支える若手から中堅の移植看護師さんのための一冊を仕上げたつもりである.日々の診療で疑問が生じた際などに気軽に手に取っていただければと願っている.

 初版と第2 版の著者の方々,この10 年間病棟を指導いただいた佐藤美穂師長,城芳恵師長,藤戸邦子師長,福田純子師長,そして改訂に際してすべての過程で丁寧に対応くださった南江堂スタッフの方々に心より感謝申し上げます.

令和6 年12 月
編集を代表して 河北 敏郎

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