ことばと文化

ことばと文化

送料無料(コンビニ送料含む)

4.12 (77件)

在庫あり

1,012円 (税込み)

(2024/11/28 16:52:08時点の在庫、価格情報です。詳しくは販売ページにてご確認下さい。)

販売ページ

商品情報

著者名 鈴木 孝夫
出版社名 岩波書店
ISBNコード 9784004120988
発売日/出版年度 1973年05月21日頃

商品説明

まえがき

一 ことばの構造、文化の構造
  共時的展開と通時的展開 文化の項目と普遍的価値 breakとはどういうことか ことばの構造性と辞典の記述 「のむ」とdrinkの構造の比較 breakの構造的な記述 あらわな文化 かくれた文化 It never rains but it pours. A rolling stone gathers no moss.

二 ものとことば
  ものとことばの対応関係 ことばがものをあらしめる ことばの分節性と虚構性 言語的相対主義 ことばの分節性が世界を秩序づける lipと「くちびる」 ことばのレベルと理解のレベル 指示対象のあいまい性 指示対象の領域のくいちがい 顔の描写法と文化的選択 西洋人の顎

三 かくれた規準
  形容詞の内容の相違 相対的形容詞と絶対的形容詞 潜在的比較文と明示的比較文 一 種の規準 二 比率規準 三 期待規準 四 適格規準 五 人形の規準

四 ことばの意味、ことばの定義
  音と意味 辞典はことばの意味を説明しない 「石」とはなにか ことばの意味 (一)音と結合した個人の知識体験の総体 (二)ことばの意味はことばでは伝達不可能 ことばの定義 辞典で「石」を定義する必要はない 名詞より動詞・形容詞の方が定義しやすい

五 事実に意味を与える価値について
  日本人は残酷か 日本の犬と西洋の犬 「西欧に見習え」 日本と西洋における動物観 価値体系を無視した概念の輸入 日本語をはかる尺度は日本語自体

六 人を表わすことば
 1 自分及び相手をなんと言うか
  自分をなんと称するか 相手をなんと言うか
 2 ヨーロッパ語の人称代名詞の歴史的背景
  ヨーロッパの言語は兄弟関係 同一性の連続
 3 日本語の人称代名詞の歴史的背景
  人称代名詞の変遷 タブー型変化
 4 日本語の自称詞と対称詞の構造
  自称詞とは 対称詞とは 親族同士の対話 社会的情況の対話
 5 親族名称の虚構的用法
  第二の虚構的用法 自己中心語としての親族名称 親族名称の子供中心的な使い方 二人称としての僕
 6 ことばと行動様式
  具体的な役割の重視 役割の固定化と一元化 対象(相手)依存の自己規定

あとがき

販売ページ