ことばと文化
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著者名 | 鈴木 孝夫 |
出版社名 | 岩波書店 |
ISBNコード | 9784004120988 |
発売日/出版年度 | 1973年05月21日頃 |
商品説明
まえがき
一 ことばの構造、文化の構造
共時的展開と通時的展開 文化の項目と普遍的価値 breakとはどういうことか ことばの構造性と辞典の記述 「のむ」とdrinkの構造の比較 breakの構造的な記述 あらわな文化 かくれた文化 It never rains but it pours. A rolling stone gathers no moss.
二 ものとことば
ものとことばの対応関係 ことばがものをあらしめる ことばの分節性と虚構性 言語的相対主義 ことばの分節性が世界を秩序づける lipと「くちびる」 ことばのレベルと理解のレベル 指示対象のあいまい性 指示対象の領域のくいちがい 顔の描写法と文化的選択 西洋人の顎
三 かくれた規準
形容詞の内容の相違 相対的形容詞と絶対的形容詞 潜在的比較文と明示的比較文 一 種の規準 二 比率規準 三 期待規準 四 適格規準 五 人形の規準
四 ことばの意味、ことばの定義
音と意味 辞典はことばの意味を説明しない 「石」とはなにか ことばの意味 (一)音と結合した個人の知識体験の総体 (二)ことばの意味はことばでは伝達不可能 ことばの定義 辞典で「石」を定義する必要はない 名詞より動詞・形容詞の方が定義しやすい
五 事実に意味を与える価値について
日本人は残酷か 日本の犬と西洋の犬 「西欧に見習え」 日本と西洋における動物観 価値体系を無視した概念の輸入 日本語をはかる尺度は日本語自体
六 人を表わすことば
1 自分及び相手をなんと言うか
自分をなんと称するか 相手をなんと言うか
2 ヨーロッパ語の人称代名詞の歴史的背景
ヨーロッパの言語は兄弟関係 同一性の連続
3 日本語の人称代名詞の歴史的背景
人称代名詞の変遷 タブー型変化
4 日本語の自称詞と対称詞の構造
自称詞とは 対称詞とは 親族同士の対話 社会的情況の対話
5 親族名称の虚構的用法
第二の虚構的用法 自己中心語としての親族名称 親族名称の子供中心的な使い方 二人称としての僕
6 ことばと行動様式
具体的な役割の重視 役割の固定化と一元化 対象(相手)依存の自己規定
あとがき