霊性の日本思想

送料無料(コンビニ送料含む)
0.0 (1件)
在庫あり3,300円 (税込み)
(2025/04/18 16:17:30時点の在庫、価格情報です。詳しくは販売ページにてご確認下さい。)商品情報
著者名 | 末木 文美士 |
出版社名 | 岩波書店 |
ISBNコード | 9784000256780 |
発売日/出版年度 | 2025年02月15日頃 |
商品説明
日本の思想において、「霊性」はいかに捉えられてきたのか。王権と神仏の拮抗、近代における国家と宗教の一元化と批判、戦後の憲法制定と社会変容など、霊性を軸に新たな思想史の可能性が提示される。その豊かな思想的蓄積から、生者と死者の共存、精神的領域での結合を追求する社会のあり方など、未来への思考をひらく。
序 章 日本の思想をどう捉えるか
1 王権と神仏ーー日本思想史を再考する
第一章 日本王権論序説ーー世俗的存在か宗教的存在か
第二章 王権と儀礼ーー前近代思想の中の天皇
第三章 中世仏教の再定義ーー身体/勧進/神仏
第四章 「近世」という難問ーー「中世」でもなく「近代」でもなく
第五章 復古か革命かーー「維新」という転換
2 霊性から近代を捉え直す
第六章 近代化とは何だったのかーー隠された霊性
第七章 さまよえる霊魂ーー近代の中の来世と霊魂
第八章 世俗/カルト/霊性ーー近代国家と宗教
第九章 夢みる憲法ーー前文から読む戦後憲法
第一〇章 きずなとしての霊性ーー境界を越えて結びあう
結 章 王権と文化ーー古典文化の形成と再生
初出一覧
あとがき