医学のあゆみ 生体信号を活用した医療AIの臨床応用に向けて 291巻4号[雑誌]

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商品情報

出版社名 医歯薬出版
JANコード 4910204741042
発売日/出版年度 2024年10月25日

商品説明

・わが国の医療機器開発は諸外国に遅れているが、政府主導の「医療機器基本計画」の策定や、AIプログラム医療機器(SaMD)の実用化支援など、最先端技術で世界をリードする環境づくりが進められている。
・医療分野での機械学習・AI技術の活用は、CTやMRIの画像診断で成熟しつつある。一方、心電図や脳波などの生体信号の活用は始まったばかりである。しかしそこには、複雑で非定常的なパターン、稀少な発生頻度、アーチファクトやノイズの混入、個人差など、機械学習の真価が問われる難題が立ちはだかる。
・本特集では、第一線の医師と工学研究者らが、生体信号を用いた医療AI開発の現状、課題、そして倫理的問題まで多角的に解説する。


■生体信号を活用した医療AIの臨床応用に向けて
・はじめに
・てんかん発作予知AIの開発
〔key word〕難治てんかん、心拍変動(HRV)、機械学習、ウェアラブルデバイス、ソフトウェア医療機器(SaMD)
・小児患者の全身麻酔中における喉頭痙攣の予知
〔key word〕異常検知、喉頭痙攣、声門上器具、全身麻酔、多変量時系列データ
・心拍変動と機械学習による熱中症検知
〔key word〕心電図、自律神経、暑熱ストレス、異常検知、多変量統計的プロセス管理(MSPC)
・睡眠時無呼吸の検査・スクリーニング
〔key word〕睡眠時無呼吸、スクリーニング、心拍変動、機械学習、AI
・小児脳波解析によるてんかん発作予後予測
〔key word〕小児、脳波、てんかん、予後予測
・筋の健康を光でみるーー理学療法効果の定量評価への挑戦
〔key word〕拡散相関分光法(DCS)、手技療法、筋電気刺激
・臨床現場での医療AIの利活用における倫理と責任
〔key word〕医療AI、トラスト、倫理、法律、ガイドライン
●TOPICS 生化学・分子生物学
・重篤な副作用を軽減したタンパク質分解誘導剤開発の分子基盤
●TOPICS 災害医学
・災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)の活動と役割
●連載 臨床医のための微生物学講座(27)(最終回)
・カンジダとカンジダ症のトピックス
〔key word〕Candida albicans、Candidozyma auris(Candida auris)、カンジダ症
●連載 緩和医療のアップデート(22)
・末期心不全が緩和ケア診療加算の対象となって以降の変化と今後の課題
〔key word〕緩和ケア診療加算、ガイドライン、診療報酬改定、HEPT
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(14)
・T細胞の自己認識の生理的意義とその理解
〔key word〕自己認識、自然免疫型T細胞、Neonatal T細胞、組織恒常性
●FORUM 戦争と医学・医療 (3)
・核戦争と医師の役割
●FORUM 書評
・『倫理コンサルテーションハンドブック 第2版』

本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。

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