●外来におけるスポーツ外傷・障害の治療は,主に理学療法により運動器の身体環境をバランスの良い健康な状態に戻して維持し,競技の技術レベルが向上することを目的としている.機能解剖学を基礎として運動連鎖に注目し,全身の運動機能を向上させる運動療法の技術は,多くのスポーツ選手や愛好家の治療に寄与している.
●本書は学生や経験の浅いセラピストを対象に,外来で遭遇するスポーツ障害のリハビリや治療に関する実践的な技術についてまとめられている.部位別に機能解剖をわかりやすく解説したうえで,具体的なリハ・治療法について解説した技術書である.
第1章 股関節・膝関節のスポーツ障害
第2章 下腿・足部のスポーツ障害
第3章 肩関節のスポーツ障害
第4章 肘関節・前腕のスポーツ障害
第5章 頸椎のスポーツ障害
第6章 胸郭のスポーツ障害
第7章 腰仙部のスポーツ障害
第8章 野球における投球障害ー投球障害肩
第9章 野球における投球障害ー投球障害肘
第10章 サッカー障害