ゾルゲ工作と日独ソ関係 資料で読む第二次世界大戦前史/富田武【1000円以上送料無料】
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著者富田武(著)出版社山川出版社発売日2024年09月ISBN9784634152502ページ数238,8Pキーワードぞるげこうさくとにちどくそかんけいしりようで ゾルゲコウサクトニチドクソカンケイシリヨウデ とみた たけし トミタ タケシ9784634152502内容紹介ソ連崩壊後の情報公開により、資料の公開が進むなか、ゾルゲ関連の資料も近年、新たに公開されてきている。そこで、ロシア政治史の第一人者である著者が、日本人女性とのロマンス的な視点で描かれることが多いゾルゲについて、ソ連の政治史・軍事史、対日関係の動向とゾルゲの活動を結びつける。今注目の日ソ関係史のさらなる理解とともに、現代の日ロ関係を読み解く糸口を探る。---------------------------------〈目次〉序言 本書の研究史上の意義1章 満洲事変と日ソ関係1 五カ年計画とソ連の情勢認識 計画達成・重工業化の優先/対ソ戦争警戒の外交政策/駐日大使館と日本の親ソ派2 日本軍部の対ソ政策 満洲事変と「満洲国」建国/対ソ戦争の構想/中東鉄道をめぐる攻防3 ソ連の軍備強化・近代化 ソ連軍の五カ年計画/独ソ軍事協力の結実/ソヴィエト愛国主義の醸成2章 ヒトラー政権と日独協力の実現1 集団安保外交と人民戦線 リトヴィーノフと仏ソ提携/コミンテルンと人民戦線/二・二六事件——ゾルゲの評論2 スペイン戦争への独ソ介入 独伊の積極的介入/英仏の「不干渉」政策/ソ連の介入と「粛清輸出」3 日独防共協定へ 日独防共協定交渉/日中戦争と中ソ不可侵条約/ミュンヘン会談と対独宥和3章 日ソ間諜報戦と赤軍粛清1 満洲における諜報戦 満洲における日本特務機関/オゲペウとグルーの諜報活動/極東赤軍諜報部の活動2 ゾルゲ諜報団の活動 在日レジデントゥーラ/ゾルゲ情報の価値/日本人エージェントの役割と貢献3 ソ連軍首脳部の粛清 トゥハチェフスキー裁判/ブリュッヘル裁判/ベールジンらグルー首脳部の粛清4章 独ソ開戦・日本の北進をめぐる攻防1 張鼓峰事件とノモンハン戦争 張鼓峰事件/リュシコーフ亡命事件/ノモンハン戦争とソ連・フィンランド戦争2 独ソ不可侵条約と三国同盟 独ソ不可侵条約の衝撃/三国同盟締結と日独の確執/ソ連軍の改革と対独戦準備3 日本の南進決定と諜報団壊滅 独ソ開戦と関東軍特種演習/スターリンの極東兵力西送決定/ゾルゲ諜報団の壊滅結語コラムI ゾルゲ映画のドラマ性と歴史実証性II ハルビンでの諜報戦III 妻カーチャへの手紙IV スターリンの軍事知識V まだ解かれていない杉原千畝の謎VI ソ連の対独諜報団「赤い楽団」VII 真珠湾攻撃とソ連の衝撃あとがき※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1章 満洲事変と旧ソ関係(五カ年計画とソ連の情勢認識/日本軍部の対ソ政策/ソ連軍の軍備強化・近代化)/2章 ヒトラー政権と日独協力の実現(集団安保外交と人民戦線/スペイン戦争への独ソ介入/日独防共協定へ)/3章 日ソ間諜報戦と赤軍粛清(満洲における諜報戦/ゾルゲ諜報団の活動/ソ連軍首脳部の粛清)/4章 独ソ開戦・日本の北進をめぐる攻防(張鼓峰事件とノモンハン戦争/独ソ不可侵条約と三国同盟/日本の南進決定と諜報団壊滅)