積ん読の本/石井千湖【1000円以上送料無料】
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著者石井千湖(著)出版社主婦と生活社発売日2024年10月ISBN9784391162837ページ数143Pキーワードつんどくのほん ツンドクノホン いしい ちこ イシイ チコ9784391162837内容紹介本を読むよりも買うスピードが上回ったまさにその瞬間から「積ん読」は始まる。部屋の片隅に、1冊、また1冊と積み上げられる「積ん読」の山を見て、人は焦り、罪の意識を覚え、自嘲するのだ。そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、感心するなり、呆れるなりしていただきたい。飯間浩明(辞書編纂者)池澤春菜(作家、声優)小川公代(英文学者)小川哲(作家)角田光代(作家)柴崎友香(作家)しまおまほ(マンガ家、イラストレーター)管啓次郎(翻訳家、詩人)辻山良雄(Title店主)マライ・メントライン(ドイツ人)柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)山本貴光(文筆家、ゲーム作家)*50音順※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次柳下毅一郎「消費が加速すると欲望も際限なくなって積ん読が生まれる。資本主義が悪いんですよ(笑)」/柴崎友香「一時的に滞在している本で自分専用の図書館を作ってると思えば、急いで読まなくてもいいんじゃないかなって」/池澤春菜「新しく来た本はまず玄関に積みます」/小川哲「積ん読がたまるばかりで。一部は箱に入れてベランダに置いてます。もう限界ですね」/角田光代「『戦争×文学』は唯一、箱のなかにしまってある積ん読です。リタイアしたあとに全巻読破するのが夢です」/しまおまほ「祖父の書いた『死の棘』も積ん読です」/山本貴光「本は形のあるインデックス。だから私は積ん読がいくら増えても気にしません。むしろ積まなくてどうする」/辻山良雄「読んだ本しか家にないということは、自分がわかっている世界しかないということ。そんなの、つまらない」/マライ・メントライン「積ん読はドイツ語には訳せないと思います。B¨ucherstapel、本の山という言い方だったらあります」/小川公代「信じていただけないかもしれませんけど、本って生きているんです」/飯間浩明「“積ん読になっている本があります”というのは“毎日ご飯を食べています”というのと同じです」/管啓次郎「本が山と積まれたときに、新しい秩序が生まれる。書店や図書館で隣り合うはずのない本が隣り合う」/積ん読の悩み相談Q&A