ヌミディア王国 ローマ帝国の生成と北アフリカ [ 栗田 伸子 ]
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ローマ帝国の生成と北アフリカ 栗田 伸子 京都大学学術出版会ヌミディアオウコク クリタ ノブコ 発行年月:2024年10月21日 予約締切日:2024年08月19日 ページ数:478p サイズ:単行本 ISBN:9784814005529 栗田伸子(クリタノブコ) 東京学芸大学名誉教授。1954年生まれ。東京大学文学部(西洋史)卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。同博士課程中退。東京学芸大学助教授(1996年ー2003年)、同教授(2003年ー2020年)を経て現在に至る。専門は古代ローマ史およびヌミディア、カルタゴなど古代北アフリカ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論 ヌミディアとローマ/第1部 「クリエンテーラ」国家ヌミディア(ヌミディア王国とネゴーティアトーレス(イタリア人事業家たち)/ユグルタ戦争前夜におけるヌミディア社会の陣営配置/「北アフリカ民族誌」(サルスティウス『ユグルタ戦争』第一七ー一九章)と王権の「自画像」/ヌミディア王国の解体)/第2部 アフリカ的土台とカルタゴ的過去(「敵」のイメージーポエニ戦争期ローマのカルタゴ/ヌミディア観/ポエニ・カルタゴ的世界とアフリカ・ヌミディア/ナラウアスーカルタゴ傭兵戦争と「ヌミディア人」の原像/ドゥガッタとヌミディア王権ーリビア語・ポエニ語併記碑文の分析)/第3部 ローマ支配下における「発展」と抵抗(ローマ帝国と「低開発」ーA・ドゥマンと批判者たち/「脱植民地史学」の展開とアフリカの「抵抗」/「ローマの平和」とアフリカ社会/北アフリカにおけるローマ支配の拡大と限界)/結語 ローマ帝国を越えて 古代地中海世界における歴史の「転換点」を描く。北アフリカの原住民王国の崩壊の歴史を辿り、ローマ帝国生成の過程を新たな視角から解明する。古代史叙述のパラダイム・チェンジ。 本 人文・思想・社会 歴史 世界史