市民社会論の再生 ポスト戦後日本の労働・教育研究 [ 稲葉 振一郎 ]
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ポスト戦後日本の労働・教育研究 稲葉 振一郎 春秋社シミンシャカイロンノサイセイ イナバ シンイチロウ 発行年月:2024年07月18日 予約締切日:2024年07月17日 ページ数:242p サイズ:単行本 ISBN:9784393613061 稲葉振一郎(イナバシンイチロウ) 1963年、東京都生まれ。1986年、一橋大学社会学部卒業、1992年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、明治学院大学社会学部教授。専門は社会倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 東條由紀彦の市民社会論の検討ー「近代から現代へ」再考(はじめにー段階論という思考/市民社会の歴史家東條由紀彦/近代観の転換/中西洋の擬装された市民社会論/東條における「近代から現代へ」/疎外論再考/労働力というフィクション/「近代から現代へ」再考/「公共性の構造転換」再考)/第2部 斜めから見る「日本のポストモダン教育学」・改(はじめに/森重雄ー「批判的教育社会学」の退却/佐々木輝雄ー職業教育という辺境から/教育のポストモダンとは?/世紀転換期日本の教育と労働市場をめぐる議論状況) 「市民社会派」と廣松渉の哲学を踏まえつつ、日本近代の労働者に実証史家としてへばりつこうとした東條由紀彦、「学力低下論争」にはるか先駆け、教育社会学におけるポストモダンの栄光と悲惨を一身に体現した森重雄、職業教育研究という「辺境」に隠れていた、実務家の皮をかぶった預言者佐々木輝雄ー戦後社会科学の死に水をとろうとするかのごとき異貌の三人を振り返りつつ、停滞する日本経済の分析も加えて、新しい市民社会論と未来の社会科学を展望する野心作。 本 人文・思想・社会 社会科学