ユーラシア東方の多極共存時代 大モンゴル以前 [ 古松 崇志 ]
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大モンゴル以前 古松 崇志 名古屋大学出版会ユーラシアトウホウノタキョクキョウゾンジダイ フルマツ タカシ 発行年月:2024年03月06日 予約締切日:2024年03月05日 ページ数:836p サイズ:単行本 ISBN:9784815811501 古松崇志(フルマツタカシ) 1972年生まれ。1997年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ユーラシア東方の多極共存時代とは何か/第1部 一〇〜一三世紀のユーラシア東方における王朝間関係(契丹・北宋間の澶淵体制と国境/契丹・北宋間における外交文書としての牒/契丹・北宋間の国信使と儀礼/金・北宋間の同盟をめぐってー外交交渉と儀礼を中心に/金国の正旦・聖節の儀礼と外国使節)/第2部 契丹・金の儀礼と信仰(契丹の王権儀礼と信仰ー即位儀礼・天地祭祀・喪葬儀礼をめぐって/契丹皇帝の喪葬儀礼ー聖宗文殊奴の喪葬儀礼と慶陵埋葬を中心に/慶州白塔建立の謎をさぐるー契丹皇太后・皇帝の仏教信仰/法均と燕京馬鞍山の菩薩戒壇ー契丹における菩薩戒の流行/金国の祭天儀礼ー拝天と郊祀をめぐって/金国の祖先祭祀ー御容祭祀と宗廟)/第3部 多極共存時代の歴史編纂(女真開国伝説の形成ー『金史』世紀をめぐって/脩端「辯遼宋金正統」をめぐってー元代における『遼史』『金史』『宋史』三史編纂の過程)/一〇〜一三世紀のユーラシア東方史ー時代史の概観 遊牧王朝と中国王朝、なぜ数百年間も併存できたのか。モンゴル帝国による統合以前のユーラシア東方では、複数の国家が並び立っていた。契丹(遼)と北宋の盟約による「澶淵体制」、さらには金(女真)の時代の国際関係に焦点を当て、考古資料も活用しつつ、外交・儀礼・信仰から歴史編纂まで東洋史・中国史像を刷新する。 本 人文・思想・社会 歴史 世界史