イスラーム世界と平和 (シリーズ戦争学入門) [ 中西 久枝 ]
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シリーズ戦争学入門 中西 久枝 創元社イスラームセカイトヘイワ ナカニシ ヒサエ 発行年月:2023年06月15日 予約締切日:2022年09月09日 ページ数:240p サイズ:全集・双書 ISBN:9784422300856 第1章 イスラーム世界の人びとは何と戦っているのか(中東・イスラーム世界の戦争と紛争/紛争の火種と長期化/人道支援の現在と未来/中東諸国の人道支援と難民受け入れの実態ートルコの例)/第2章 中東の核問題ーアラブ諸国とイラン(通常兵器か核兵器かーオルターナティブなアプローチとしてのソフトパワー、戦略能力/中東・イスラーム世界の地政学ー一九七九年イラン革命後から二〇〇一年九・一一事件まで/イランの核開発問題/核合意の意義と限界/トランプ政権誕生後のアメリカ・イラン関係とイランの核開発の進展/今後のイランの核問題)/第3章 イスラームとジェンダー平等ー平和な社会への希求(女性兵士とイスラーム/イスラームとヘジャブ(男女分離)/イスラーム法と女性の権利/シャリーアによる支配か、慣習法か)/第4章 中東の民主化、経済発展とグローバル経済(中東の多様性とGCC諸国の特殊性/石油・ガス依存経済からの脱却は可能か/GCC以外のアラブ諸国ー民主化と経済発展は両立するか/中国経済に傾斜する中東の大国)/第5章 新しい戦争の時代を生きる(武力行使とは何かー二〇世紀から二一世紀への変化/ハイブリッド戦争時代に生きる/ロシアのウクライナへの軍事侵攻とその影響) 戦争と平和は表裏一体である。したがって、戦争の研究には軍事的観点以外からのアプローチもまた必要である。本書では平和学の立場から、中東・イスラーム世界における紛争・戦争の背景と経緯、その特徴を客観的に考察する。争いが起こるのはイスラームの原理ゆえなのか、別の要因があるのか。「必要悪」としての戦争と平和の関係性、その揺らぎを描く。 本 人文・思想・社会 政治