中世初期の〈謀叛〉と平治の乱 [ 古澤 直人 ]
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古澤 直人 吉川弘文館チュウセイショキノムホントヘイジノラン フルサワ ナオト 発行年月:2018年12月14日 予約締切日:2018年11月02日 ページ数:400p サイズ:単行本 ISBN:9784642029537 古澤直人(フルサワナオト) 1958年東京都に生まれる。1988年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、名古屋芸術大学講師・同助教授を経て、法政大学経済学部教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中世をめぐる全体認識の史学史と本書の課題/1 平治の乱の再検討(謀叛に関わる勲功賞についてー中世成立期を中心に/平治の乱における源義朝謀叛の動機形成/平治の乱における藤原信頼の謀叛ー再評価と動機形成をめぐって/平治の乱の構図理解をめぐってー清盛黒幕説と後白河上皇黒幕説について/平治の乱の経緯と結末についてー『愚管抄』解釈と河内祥輔学説の検証を通じて)/2 中世初期における謀叛の研究(御成敗式目九条成立の前提ー平安遺文・鎌倉遺文の「謀叛」用例の検討から/『玉葉』にみえる「謀叛」用例について/頼朝の「謀叛」と「謀反」/和田合戦と横山時兼/御成敗式目制定の思想ー二通の北条泰時書状の分析を中心に)/まとめと課題 律令では天皇・朝廷への反逆とされていた「謀叛」は、承久の乱を経て中世初期にはどのような法概念に変わったのか。謀叛の代表的事例だが古記録に欠ける平治の乱の経緯と結末、源義朝や貴族らの決起の動機などを綿密に検証。古文書や『玉葉』などに見られる文例を博捜し、「謀叛」呼称の意味・機能・思想を考察して、御成敗式目の制定目的を解明する。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 法律 法律