不利益分配の政治学 地方自治体における政策廃止 (単行本) [ 柳 至 ]
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地方自治体における政策廃止 単行本 柳 至 有斐閣フリエキブンパイノセイジガク ヤナギ イタル 発行年月:2018年09月29日 予約締切日:2018年08月17日 ページ数:270p サイズ:単行本 ISBN:9784641149267 柳至(ヤナギイタル) 1983年、山口県に生まれる。2007年、東京大学法学部卒業。2012年、筑波大学大学院人文社会科学研究科修了、筑波大学人文社会系特任研究員等を経て、琉球大学人文社会学部准教授。博士(政治学)。専攻は、行政学・地方自治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 理論的枠組み(政策廃止の定義/政策廃止研究の課題 ほか)/第2章 土地開発公社(土地開発公社の概要/外部環境の変動ー地価下落と有権者の行政改革志向 ほか)/第3章 自治体病院事業(自治体病院事業の概要/外部環境の変動ー自治体病院の経営悪化 ほか)/第4章 ダム事業(ダム事業の概要/外部環境の変動ー水需要の減少、有権者の態度変化、国の補助中止 ほか)/終章 不利益の分配過程(政策廃止の過程/本書の貢献と課題 ほか) 第二次世界大戦後の日本政治は、地方に公共事業や補助金の分配を行うなど、もっぱら利益を分配してきた。こうした利益を分配するという政策は、財政赤字を生み出し、その深刻さは年々増している。それに加え、人口減少、少子高齢化も進展しており、こうしたことを背景に、近年、政策廃止という不利益の分配がなされ始めている。本書は、これまで起こりにくいとされてきた政策の廃止が、いかなる過程を経て実現したのかを明らかにするとともに、廃止という政策的帰結を左右する要因についても考察する。 本 人文・思想・社会 政治