シベリア抑留 日本人はどんな目に遭ったのか (新潮選書) [ 長勢了治 ]
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日本人はどんな目に遭ったのか 新潮選書 長勢了治 新潮社シベリア ヨクリュウ ナガセ,リョウジ 発行年月:2015年05月29日 予約締切日:2015年05月27日 ページ数:438p サイズ:全集・双書 ISBN:9784106037672 長勢了治(ナガセリョウジ) 1949年北海道生まれ。シベリア抑留研究者、翻訳家。北海道大学法学部卒業後、企業に勤めたのち退社し、ロシア極東国立大学函館校でロシア語を学ぶ。以後、ロシア側資料も踏まえ抑留問題を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 ロシアの領土拡張およびソ連共産主義ーシベリア抑留の前史(西方東漸ーアジアはヨーロッパの植民地だった/ロシアの東征と南下ー樺太、千島、満州、朝鮮へ ほか)/第2章 昭和二〇年八月九日、ソ連軍、満洲に侵攻す(第二次世界大戦中の日ソ関係/ソ連の宣戦布告、そして満州、北朝鮮への奇襲攻撃 ほか)/第3章 ソ連モンゴルへ移送せよ(スターリンの極秘指令九八九八号/「ダモイ」の嘘 ほか)/第4章 シベリア三重苦(飢餓、重労働、酷寒)に耐えて(飢餓地獄/強制労働ー働かざる者食うべからず ほか)/第5章 貧弱な医療と杜撰な埋葬(貧しい医療と乏しい医薬品/抑留者の身体状況、罹病、死因 ほか)/第6章 日本人を思想教育せよ(思想教育(洗脳)は主要任務のひとつだった/「日本新聞」とシベリア「民主運動」 ほか)/第7章 夢に見たダモイ(帰国)(日ソ交渉と引揚げ第一船/送還を遅らせろー引揚げの経緯 ほか)/第8章 長期抑留者は無実の囚人だった(「戦犯」の作り方/苛酷なる受刑生活 ほか) 8月15日の後に起きた「不条理な悲劇」を知っていますか?ソ連軍によって、軍人・民間人を問わず70万の日本人が拉致抑留された。その範囲は、極東地域をはじめ、ウクライナや北極圏、中央アジアやモンゴルにまで及ぶ。なぜ日本人は抑留され、数年から十一年も帰国できなかったのか。飢餓・重労働・酷寒の“シベリア三重苦”、ソ連の暴虐、そして冷戦の東西対立の中で「人質」となった歴史の真相を徹底検証する。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史