精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 [ 大熊 一夫 ]
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大熊 一夫 岩波書店セイシンビョウインヲステタイタリアステナイニホン オオクマ カズオ 発行年月:2009年10月 予約締切日:2024年06月11日 ページ数:256p サイズ:単行本 ISBN:9784000236850 大熊一夫(オオクマカズオ) 1937年生まれ。ジャーナリスト。元朝日新聞記者、元大阪大学大学院人間科学研究科教授(ソーシャルサービス論)。1970年、都内の精神病院にアルコール依存症患者を装って入院し「ルポ・精神病棟」を朝日新聞に連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 日本の悪夢ー一九七〇年、鉄格子の内側に潜入(恐怖と絶望と退屈の病棟/私設強制収容所/不肖の息子とその親)/第2部 目からウロコー一九八六年、精神保健先輩国を訪ねる(精神病院を廃絶?/世界の精神保健事情/バザーリアの後継者を招く)/第3部 精神病院の終焉ー二〇〇六年夏、ローマの友からの便り(取材意欲再び/タンスの骸骨/トリエステ燃ゆ/歴史的妥協/トリエステの現在/バザーリアってこんな人)/第4部 地域サービス時代の到来ー一九九〇年代以降のイタリア(一八〇号法生き残る/首都ローマの改革/司法精神病院の街/政変で精神保健が変わった/残酷物語はお伽話に昇華した/改革のキーワードは脱・施設化)/第5部 日本の地域精神保健ー二〇〇九年、希望への胎動(二人の先達その後/青い鳥を求めて) この国の精神保健の明日を描くために。精神保健最先進国イタリアからの渾身のルポと、日本への提言。第1回フランコ・バザーリア賞受賞(2008年)記念作品。 本 人文・思想・社会 教育・福祉 福祉