イラン・パペ、パレスチナを語る 「民族浄化」から「橋渡しのナラティヴ」へ [ イラン・パペ ]
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「民族浄化」から「橋渡しのナラティヴ」へ イラン・パペ ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場 柘植書房新社イラン パペ パレスチナ オ カタル パペ,イラン ミーダーン パレスチナ タイワ ノ タメノ ヒロバ 発行年月:2008年04月 ページ数:290p サイズ:単行本 ISBN:9784806805830 パペ,イラン(Papp´e,Ilan) 1954年、イスラエル生まれ。エクセター大学(=イギリス)歴史学部教授。第一次中東戦争(1948年)に関する論文で、1984年オックスフォード大学博士号を取得。帰国後、ハイファ大学政治学科講師に就任し、シオニズムを批判する立場からの研究を積み重ねる。その研究に対するイスラエルの学界からの反発と、パレスチナ人学生の論文評価をめぐる学内での対立により、ハイファ大学を追放されかかるが、国際的な非難の声を受けて処分を覆す。反シオニスト左派のオルタナティブ・インフォメーション・センターが発行する英字雑誌News from Withinにも頻繁に寄稿・発言するなどの活動も精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 パレスチナの「民族浄化」ー何が起こったのか(シオニズムを、イスラエルを、イスラエル人として問い直す営為/民衆の共存に向けた歴史の見直しを/下からの歴史をつくっていくために、個々人が果たしうることは)/第2章 イスラエルの歴史認識ー建国神話とニュー・ヒストリアン(パレスチナの「民族浄化」は、なぜ現在も続くのか/共に生きることを望むなら、二つの国に分けることはできない)/第3章 「橋渡しのナラティヴ」ー他者の歴史にどう向き合うか(歴史のナラティヴに挑戦すること/共生の領域を、あるいはそれを創り出す努力の領域を探る) ニュー・ヒストリアン(新しい歴史家)として、イスラエルの「建国神話」の中核に根ざしたパレスチナに対する「民族浄化」を剔抉しつづけてきた歴史家、イラン・パペ初の日本語テクスト。パレスチナ/イスラエル双方からナショナリズムを乗り越える、「橋渡しのナラテイヴ」へむけた対話の模索。一九四八年の大災厄から60年。刮目の講演集。 本 人文・思想・社会 政治