生きものの流儀 [ 日高敏隆 ]

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日高敏隆 岩波書店イキモノ ノ リュウギ ヒダカ,トシタカ 発行年月:2007年10月 ページ数:168p サイズ:単行本 ISBN:9784000050562 日高敏隆(ヒダカトシタカ) 1930年生まれ。1952年東京大学理学部動物学科卒。東京農工大学講師・助教授・教授を経て、1975年京都大学教授に就任。1993年に京都大学を退官した後は、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長を歴任。現在は、京都大学名誉教授。岩波生物学辞典第4版、『ファーブル博物記』(全6冊、岩波書店)の編集ほか、一般向けの科学啓蒙書や、ローレンツ、ドーキンスの翻訳など著訳書が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 われわれは何を見ているのだろう(焼野原の東京/想像と現実の関係/自然を学べ)/2 生きものの論理(人は現物が見えるか/環世界/生物たちの論理/人間の領域)/3 意識・愛・時間ーイリュージョンのなかの人間(意識と無意識/愛…この不確かな豊かさ/時間と人間)/4 人間のこころ(心と命/植物と人間の関係/生きる苦しみ/現実の功罪)/5 生きる喜びと「いのち」(生きる喜び/幸福とは何か?/人間の命/イリュージョンとしての「われらの時代」) 空襲で灰燼に帰した東京。疎開先に向かう汽車の窓から見える緑あふれる田園風景。この国で戦争が起きているのは現か幻か、怪しくなるほどの風景の落差。しかし考えてみれば、生きている証として語られる愛や幸福・喜びといったものも単に「説明」でしかなく真理ではない。まぎれもない事実は「生物死」だけではないか。生きもののさまざまな生態の話題を織り交ぜながら「生の意味」を問うエッセイ。 本 科学・技術 生物学

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